スクラブ型ナース服は医療機関以外でも活躍の場があります。
Vネックでゆったりとした作りとなっており、一般的には外科医が着ているタイプのユニフォームとしての印象が強いかもしれません。
近年では、外科医のみならず、医療機関における様々な職種でこのユニフォームが導入されています。
機能性を重視して導入に至ったであろう経緯を考慮すれば、ホテルのようなハードな動きと清潔さを求められる現場でも、十分に作業着として使えると言えるのではないでしょうか。
ナース服は機能性抜群
ナース服と言えば以前はワンピース型が主流でしたが、現在はこのスクラブ型がほとんどの医療機関で採用されています。
どうしてここまで急速に広まったのでしょうか?
ナースは医療職の中でも特にアクティブに働く必要があります。
そのため、現場では動きやすく汗を吸収しやすいユニフォームが求められていました。
このスクラブ型の動きやすいカッティングと吸収性の良い生地は、現場のニーズにぴたりとはまったのです。
また、このスクラブ型ナース服の語源となっているスクラブ(scrub)は、英語で「ごしごしこすって洗う」という意味があります。
その名の通り洗いやすく丈夫に作られており、いつでも清潔な状態を保つことができます。
このようにスクラブ型ナース服は、動きやすさや汗を吸う快適性、ごしごし洗える丈夫さなどの様々な面からの機能性を兼ね備えています。
ハードな仕事に合わせたつくりは、結果として優れたユニフォームのスタイルとなっています。
ホテルでも応用可能
スクラブ型ナース服は、医療機関以外でも活躍の場があります。
特にホテルは、医療機関以外で最もこのタイプのユニフォームが必要とされます。
ホテルの仕事は、その落ち着いた空間とは裏腹に、ハードな動きが多くあります。
中でも客室清掃は、ベッドメイキングなどナースの業務と通ずる作業です。
またホテルも清潔さが求められる職場です。
食中毒や伝染病などは徹底的に防止する必要がありますし、お客さんと直接会う場面では、やはり清潔なユニフォームを着ていることが求められます。
こうしたことから、スクラブ型ナース服はホテルのユニフォームのニーズを満たしています。
さらに、コストパフォーマンスにおいても、多くの枚数を一括購入しやすい価格と洗濯のしやすさから、非常に優れていると言えるでしょう。
元々は外科医の着ているユニフォームであったことから、医療機関で導入するイメージが強いですが、その機能性から考えれば、ホテルのような他の業界でも応用できます。
どのようなユニフォームが最適なのか柔軟に考えれば、医療機関以外でも導入すべきであるという結論にたどり着くでしょう。